UXによるマーケティング
UX(ユーザー体験)とは、あらゆるプロダクトやサービスをとおしてユーザーが抱く、ポジティブなものからネガティブなものまでの感情、印象などの一連の体験を指します。
Webサイトに関してポジティブな印象を得られれば、コンパ―ジョン率が向上したり、LTV(生涯顧客価値)が上がったりする可能性が高まります。
言葉の意味以上に大切なことは、マーケティングである以上、競合がいるということです。
したがって、ゴールとしてKPI(重要業績評価指標)を設けておくなどの考慮が欠かせません。
また、制作時には見た目以上に使いやすさなどに配慮する必要があります。

デザイン思考と心理学

デザイン思考とは、人工科学などから生まれた考え方で、問題をデザインによって解決しようという考え方です。
マーケティング上での意味と同じく、デザインという言葉は、見た目や雰囲気などの世界観を指すのではなく、ユーザーの行動、思考にかかわる部分を指します。
ユーザーに影響を与える色や形、情報やネーミングなども含めてデザイン思考といいます。
人間は心理学的欲求を満たした後に、他の欲求を満たすための動機付けをするとされます。
そのため、ユーザーに継続して訪問してもらうには、信頼性と一貫性のある体験を備えていることも重要です。

UX設計

UXは、ユーザーの「目的」と「利用環境」に分解することができます。
ユーザーは何らかの欲求のために「目的」を達成します。
「目的」を踏まえてWebサイトをデザインすることが「UXデザイン」です。
一方で「利用環境」とは、どのような情報やコンテンツを求めているかということです。
「利用環境」は、ジェネレーションやジェンダーなどによって変わってくるため、ユーザーを理解してWebサイトを設計することが「UX設計」です。
UX設計にあたっては、ペルソナやカスタマージャーニーマップを作成して、想定される個人の行動を定めて、実際の設計に落とし込んでいきます。

UIデザイン

見た目以上に使いやすさに配慮しなければいけないものの、ユーザーの感性に訴える美しいデザインもWebサイトの品質を左右する重要な要素のひとつです。
両立を図るためには、人間の知覚などに基づいた理論的な設計が求められます。
配置や配色など「目的」に沿ったデザインが「UIデザイン」です。
ミラーの法則やヒックの法則なども勘案して、制作する必要があります。

Share

南上清一郎(Seiichiro NANJO)

南上清一郎(Seiichiro NANJO)

印刷会社、広告制作会社、広告代理店、コンサルティングファームを経てベルワークスを創業。
ビジネスコンセプトは「クリエイティビティ for コモディティ」
Web領域を中心にコンサルティング、ディレクション、マーケティングなど幅広くビジネスを展開している。さらに、効率的で効果的な意思統一を図るために「ディベート・ファシリテーション」を開発。
学生時代からディベートに取り組み、受賞歴多数。スピーチの指導も積極的に行っており、本業の傍ら、日本弁論連盟理事を務める。
明治大学 武蔵野美術大学

0 0
評価する
オプション
通知
guest
0 コメント
インラインフィードバック
すべてのコメントを見る
On Key
Related Posts
コモディティ時代のマーケティング

コモディティ化とは、マーケット(市場)で付加価値があった商品やサービスの価値が下落して、差別化が難しくなった状態を言います。
コモディティ化が進むと、機能や品質、ブランドなどの力が及ばなくなり、商品やサービスは一般化してしまいます。
現在は、あらゆる産業でコモディティ化が起きています。

Print Friendly, PDF & Email
Print Friendly, PDF & Email
0
ぜひ、フィードバックをお寄せくださいx