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Seiichiro NANJO

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BEL WORKS

ディベートとは

目次

ディベートで得られること

ディベートとは、ロジカルシンキング、クリティカルシンキングなどの思考能力や、プレゼンテーション、コミュニケーションなどの意思疎通能力を得られる、アクティブラーニングのひとつです。
定められた論題において、個人の意思にかかわらず、ルールのもとに、賛成派(肯定派)と反対派(否定側)に分かれて討論(ディベート)するため、現状を客観的に見ることができ、世界観が広がります。

ディベートに似ているもの

ディスカッション

ディスカッションとは、テーマを決めて個人的な意見や考えを出し合い、最終的な結論を導くために話し合いをするものです。特に、個人的な意見による点がディベートと大きく異なります。

ブレーンストーミング

ブレーンストーミングとは、アイデアを出すために質より量にこだわり、批判をしないことをルールとして話をまとめていきます。特に、相手の意見を批判的に捉えない点がディベートと大きく異なります。

ディベートのタイプ

即興型

即興型とは、証拠資料を活用せず、試合ごとに論題が変わるタイプです。論題発表から数十分後に試合を行うディベートです。短時間での準備になるため、ロジックの基本を論題ごとにカスタマイズする点、資料を活用しないため感情面も考慮したスピーチが求められます。応用力、協調性、感情面も含めた説得を必要とするアカウンタビリティ向上などに適しています。ファシリテーションディベートでは、主に即興型を採用します。

調査型

調査型とは、証拠資料を活用し、論題を事前に告知して、同一論題にて複数回試合を実施するタイプです。リサーチ力、資料活用能力、分析力、PDCAサイクル構築力の向上などに優れています。審査においても資料に基づいて判断を行うため、データの不備や限界などを気付くことに適しています。クライアント様の課題が、データ活用などの場合は、ファシリテーションディベートにおいても、調査型を採用します。

 

ディベートの実践

立論

立論とは、論題に対して自分が賛成派(肯定側)か反対派(否定側)に立ち、主張する論理のことです。先に述べたように任意に立場を決めらません。自分の主義主張に合っているか否かにかかわらず、論理を組み立ててもらいます。肯定側から発表を始めます。
ファシリテーションディベートでは、議論が錯綜することの無いように立論に3つの主張を入れてください。肯定側はメリット、否定側はデメリットです。違うチームが同じ主張をしても、理由が異なることがありますが、問題ありません。

理由が違う例

論題 A社はコモディティ化した市場に挑戦すべし

メリット1 コモディティ化した市場は売上が上がる
(Aチーム)理由 市場がコモディティ化してしまっているため、機能を真似すれば販売できる。
(Bチーム)理由 コモディティ化した市場では、機能をプラスオンすれば、バイヤーが新商品として取り上げてくれる。

質問(尋問)

尋問とは、主張や理由の再確認、聞き取れなかった箇所を聞き直す時間です。特に、理由が主張を支えているかを問いただすとよいでしょう(調査型の場合は、証拠資料が理由や主張を支えているかを問いただします)。尋問でのやり取りは、次に説明する反論(反駁)で採用することができます。

反論(反駁)

反駁とは、相手側の主張や反駁が成立しないことを述べることです。
反駁は否定側から始めます。肯定側の立論が現状をもとにしているためです。(ディベートについて見識のある方は、カウンタープランをご存知かもしれませんが、ファシリテーションディベートでは、議論が複雑になるため禁止します)

否定側反駁→肯定側立論の主張が成立しないことを述べる
肯定側反駁→否定側立論が成立しないことを述べるとともに否定側の反駁に対して肯定側の立論の主張が成立することを述べる

最終弁論

最終弁論とは、双方の立場で出揃った反駁に対して、自分の側が優位に立つことをのべることです。第二反駁とも呼ばれます。例えば、肯定側なら、否定側に反駁されたメリット1~3が成立することを述べるとともに、デメリット1~3が成立しないことを再び述べます。
このとき、反駁で主張しなかった新しい議論を持ち出すことはできません(ニューアーギュメント)。

重要性

重要性とは、各主張のメリットやデメリットの大きさのことです。例えば、先に挙げた売上を上げることが何にもまして重要だとすれば、重要性として述べることができます。重要性が、デメリット1~3の全てより上回るとすれば、主張につける必要があります。ただし、重要性で全てを上回ることを証明することは容易ではありません。(売上の例では、売上が上がるだけで純利益が上がるとは言っていない、また、商品製造ラインの圧迫で他の利益を上げている商品が製造できなくなり、総売上は横ばいか下がるなどの反駁が想定されます)

フローシート

フローシートとは、議論の流れを書き込む用紙のことです。ファシリテーションディベートでは、原則的に即興型ディベートを行いますので、チームで主張がまとまったら事前に書き込んでください。あとは流れに沿って反駁と弁論を書き込んでいきます。用紙は最初に配布します。

ファシリテーションディベートにおけるディベート

勝敗はゲームに取り組む意欲を高めるためにつけます。ただし、ファシリテーションディベートにおけるディベートでは、勝敗はあまり意味を成しません。主張と理由にこそ意味があります。即興型を採用するため、日常、考えていることが出てきやすい点が特徴です。ステークホルダーのアイデアをファシリテーションにつなげます。ファシリテーションでは、発言が出てこないこともあります。ディベートを事前にすることで、肯定側と否定側の2回は考えることと発言することをしているので、活発な議論の「場」が生まれます。
これまで説明に終始してきましたが、楽しい面もあります。社内レクリエーションの一環として、トーナメント戦を行った例もありますので、ぜひ一度お問い合わせください。

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